太陽がじりじりと背を射して、ずしりと重いものを奪い去ってゆく。

行き先はきっと…。




























共に背負い。




























じりじりと太陽が肌を刺す中、肩を並べて帰る道。

珍しくも何ともない、いつもの風景。

だけど、最近変わったこと。


「今日はこっちから帰ろー。」

「うん、いいよ。」


君は最近、くねくねと遠回りをしながら帰る。

それは、時間によって結構まちまち。でも、時間が一緒ならコースも一緒。

ここ2週間ほどそうして帰って、気付いたこと。


「…太陽嫌いだっけ?」


いつも太陽が背になるように、帰っていること。

ボクが呟いた言葉に、君は不思議そうに首を傾げた。


「うんにゃ?好きだけど。」

「じゃぁ、何で太陽をさけるみたいに帰ってるの?」


ボクが同じように首を傾げながらそう言うと、君は少しだけ早足に歩を進めて前に出る。

そして、くるりと振り返ってぎらぎらと光っている太陽を見上げ、まぶしそうに目を細めながら口を引き締めた。


「今、頑張ってるから。気休めかもだけど。」


口調の割に、見せる表情は硬い。

誰が、とも、何の、とも、誰の、とも、肝心なところも全く言わないけれど。


「そう。幸せ者だね。」

「でしょ。」


表情だけでもわかる、君の気持ち。

背を向けるのは、きっと‘ 彼 ’だって“ 太陽 ”に背を向けているだろうから。

半分コ、と、君は照れくさそうに笑った。

頑張ろうね。

ボクは君の肩を軽く叩いた。





彼らが分け合っているのはきっと、太陽の光よりもずっと、重いモノ。










了。




責任とか、プレッシャーとか、そんなモノ。
ヤツはヤツで言わなくても気付いてくれていればいいな。
裏テーマは誰の名前も出さないこと、でした★