ココロのない甘い声が響くたび、穴の空いたココロに反響する。

痛くて痛くて、泣いてしまおうかと思う程に。




























一段飛ばし。




























撫でた頬に口付けを落とせば、菊丸はまたくすぐったそうに笑った。

ゆっくりと菊丸の髪に触れた俺の手は震えている。

柔らかい髪を撫で、啄むような口付けを何度もした。

菊丸はなんとも思ってないことを知っていても、愛おしさを込めて。


好きなんだ。

狂おしい程に、菊丸が。


口付けを深いものにすれば、菊丸はゆっくりと俺の首に腕をまわして受け入れる。

時折少し苦しそうに眉をひそめながら舌を絡めあった。


「菊丸…。」


息継ぎの間に菊丸の名を呼ぶ。

少し苦しいのか、潤んだ瞳と目があった。

深く深く口付けながら、ゆっくりと菊丸の寝着のボタンを外してゆく。

上着を全て脱がすと外下に晒されて少し寒かったのか、菊丸の体がぴくりと反応をした。

唇を少しずつ下にずらし、首筋に舌を這わす。

痕を付けようと思って、留まった。

なぜだろうか、それだけは禁忌のように思えたから。

細い腰に手を這わせばくすぐったそうに身をよじる。

腰からだんだんと這わせる手を上に上げて、やがて胸の飾りに触れた。


「っぁ、。」


聞いたこともないような高い声を短く上げて、菊丸の身体がびくりと反応を返す。

自分でも驚いたようで、菊丸は目を見開いて俺を見つめ、小さく「びっくりした…。」と呟いた。

頬を撫でれば「続けてよ。」と微笑んだので、軽く額にキスを送る。


「っっ、ぅっ…!!」


何度も触れていくと反応が強い場所を見付けた。

そこを重点的に触れてゆくと、抑えきれない声が少しずつあふれ出す。

顔を真っ赤に染めて身悶えるように快楽を受け止める姿。

どんどんと広がっていくココロの穴に、菊丸の快楽に濡れた声が響いた。

それでも、手を止めることが出来ない。


「…菊、丸。」


好きだと言えない代わりのように、菊丸の名前を呼んだ。

呼べば先程とは違い、快楽に溺れて潤んだ目が俺を見上げる。

ドクリ、と身体の熱が上がった。


「てづ、か…。」


ふと俺の身体に目を移して、菊丸は俺の寝着のボタンを外しだした。

その間も、手を止めることはない。

晒された鎖骨に舌を這わせながら、胸の飾りに指で触れる。

快楽を与える度にびくびくと震えながら、一つ、また一つと菊丸の指がボタンを外していった。

全てのボタンが外されて菊丸の手がパタリとベッドに下ろされたのを確認して、上着を脱ぎ捨てる。

再び菊丸に覆い被さると、一度唇に口付けて胸にある赤い飾りの周りを舐めた。


「…は、ぁぁ、」


焦らすように中心には触れず、周りを丹念に舐める。

じれったそうに身動ぐのを目の端で捕らえながら、気付かない振りをしてそのまま中心を外し続けた。


「お、前…、焦ら、すっなぁっ…!!」


耐えかねたように声に出して抗議する菊丸を見やり、唇に口付けを落とす。

それだけでぴくりと反応する菊丸の頬を撫で、赤い飾りを一度舐めた。


「ぁっっ!!」


途端に跳ねる、身体。

びくびくと跳ねる菊丸の身体に注意しながら舌で摘むように舐める。


「ひっ、っぁ…」


高く、甘く、甘美な声。

ズキズキと痛むココロの穴に、反響する声。

ゆっくりと口を離し、菊丸の唇に口付けながら手を下に下ろしてズボンと下着を脱がす。

少し身じろぎはしたが口付けにのまれてか、抵抗はなかった。

ゆっくりと手を這わすと、口の中からくぐもった声が直接響く。

奥に逃げていた舌を舌ですくってやると、少し苦しそうに顔をしかめた。


「菊丸…。」


名を呼んで、既に苦しそうにしている菊丸の自身に触れてやる。

途端に菊丸の身体は先程とは比べものにならないくらいに跳ねた。


「ぅぁっ!!!!」


ゆっくりと撫でるように触れてやれば、菊丸の手が何かを求めるように空を切る。

その手を触れている手とは逆の手で握ってやれば、すがりつくように菊丸は俺の手を握りしめた。

ぎゅ、と、まるで俺を頼りにしているかのように。


「やっ…ああっ、ひっ…!!」


段々と激しく触れていく内に、菊丸の身体が熱くなっていることに気付く。

同じように俺の身体の熱もどんどん上がっていくにも関わらず、

どこかにいる冷静な俺は冷ややかにそれを見ていて、無駄なことを。と、あざけ笑っている。

それでも


「っ、てづ、かぁぁっ!!!!」


俺の名を呼んでしがみついてくる菊丸に、俺は何度もキスをした。


好きなんだ、菊丸。


ただその思いだけを込めて。









続く→





何度書き直したことか…あぁぁぁぁぁ…!!!!
ってゆうか、焦らす辺り手塚余裕?(汗)
因みにエロはこれにて終了です!!これ以上はかけません。
エロ好きさんにはごめんなさい!!!!
恥ずかしいぃぃぃーーー!!!!